クラウド 小池 良次 (著) アプリケーション・データセンターによるクラウドビジネス

先日、大阪のある企業で「出張キャンプ」を実施。

日帰りの予定であるもの、新幹線最終に近い時刻まで、飲食の接待をしていただいた。

およそ4時間の懇談の中で聞かせていただいたAmazonの身震いするような話題2点。

ひとつ目は、eコマースであるもののAmazonは物販会社である。見学させてもらった配送センターが驚きのシステムだったとのこと。

ふたつ目が、Amazonのクラウドである。
Amazonがなぜクラウドをはじめたのか。
Amazonのクラウドでデータを保管したり、Webサーバーを立てたりすることができるが、われわれのビジネスがどのように変化するか。

クラウドコンピューティングは、スモールビジネスやスタートアップを支援する

 クラウド グーグルの次世代戦略で読み解く2015年のIT産業地図 小池 良次 (著)

そこで、帰宅した翌日、慌てて積んどく状態の本を読み終えた。

クラウド グーグルの次世代戦略で読み解く2015年のIT産業地図: 小池 良次

現在進行中、というかはじまったばかり、かつインターネットということで、数カ月前に出版された本も情報が古い可能性もある。

ただ、ネットで漁っても、自分に都合にいい、頭に合わせた寸切れ情報しか集まらないので、一度はしっかりとした書籍を読んでおくべきである。

クラウド:Amazon

実は、Googleのクラウドから入ると、Google Appsのようなクラウドアプリケーションや、Androidのようなモバイルなどに引きずられて、クラウドの脅威なのか、Googleの脅威なのか、見当違いに陥る可能性もありそう。

ローカルマシンに、データやアプリケーション、はてはOSの大部分もインストールせずに、ブラウザーでデジタル業務を行う。という偏った理解では済まないのである。

今回は、飲み会の中で、まずはAmazonだったし、そのクラウドを実際に利用した話だったので、これは急いで情報を集めなければと焦燥に駆られた。

まず、オンライン小売業で、洗練されていない配送センターを全世界で運営するAmazonが、なぜクラウドなのか?

進化する技術:Amazonとクラウドコンピューティング (1/4) – ITmedia エンタープライズ

彼らは事業展開のために、大規模な分散システムの構築を目指した。だがシステムが完成してみると、自分たちの手の中に何かとてつもなく大きなものがあることに気付いたのだ。それはAmazonだけでなく、他の大勢の人々が利用できる可能性を秘めていた。それが2002年に運用を開始した「AWS(Amazon Web Services)」である。

ということで、Amazonクラウドのクライアントになれば、AmazonのWebサイトやデータセンターと同じようなものが利用できるわけである。

物理的なサーバーが与えられるわけではない。つまり、クライアントは自分たちのデータが、世界のどこに置かれているか分からないし、どこにでも保管されている。

また、Webサイトを開設しても、

『クラウド』178p

ある個人デベロッパーは、マイスペースにアプリケーションを書いてサービスを提供した。最初は、ほとんどアクセスがなかったが、急に人気が出て数日でアクセスが急増した。わが社(アマゾン)のクラウドを使っていたので、数百倍、数千倍と急にアクセスが増えても対応することができた。従来なら、個人や従業員数名の会社で、こうした急激なアクセス増加に対応することは無理だったろう。

Googleで、「クラウド」や「クラウドコンピューティング」を検索すると、胡散臭い、IT土建屋の商売言葉、セキュリティが心配、ネットにつながらないときはどうする?、エンタープライズの投資は期待できない、等々、なにやら無理解な御仁が非常にネガティブな発言をしているのが目立つ。

どうも日本のジャーナリズムも、ダムや空港的な呪縛から抜けないのか、特に、GoogleやMicrosoft、Amazonのクラウドが対象とするクライアントが、スモールビジネスとかスタートアップ、つまり中小零細企業やSOHOや自営業や起業家などであるということが分かっていないようである。

売上も利益も、さして伸びが期待できない枯れた大企業では、クラウドは活かされない。

イノベーションによって、市場を創出したり、世の中を変えるような、ベンチャーなどが、クラウドとともに躍進するのである。

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